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  • 水辺で過ごす

寝屋川橋

水都大阪と歴史とを同時に感じられる交通の要

川の駅はちけんやから東へ徒歩約12分、大阪城にもほど近い「寝屋川橋」。交野市を源流とし、大阪東部を流れる一級河川の寝屋川と、大川とが合流するあたりに架かる橋です。都島区、中央区、西区を結ぶ土佐堀通の道筋でもあり、大阪の交通や物流の大きな要となっています。

寝屋川橋が完成したのは1929(昭和4)年。昭和初期に京阪電車「天満橋駅」の拡張工事を行う際、天満橋の上流にあった淀川の中洲を削り、同川岸の湿地帯や寝屋川の一部を埋め立てて町路を設け、橋長94.5m、幅員19mの寝屋川橋が架けられました。災害時の避難路や物流輸送の点でも重要な役割を果たしています。

寝屋川橋を徒歩で渡っていると、寝屋川から大川へと運航するアクアライナーや、並行する京阪本線を進む京阪電車が見られ、交通の要としての醍醐味が味わえます。一方南東方面に目を向ければ大阪城も眺められ、水都大阪の風景と歴史とを一度に実感できるのも楽しいです。昭和初期から現代まで、欠かせない橋のひとつとなっています。