開放的なエントランスと緑豊かな景色。“蔵の美術館”の趣も楽しむ
川の駅はちけんやから徒歩約18分、大川を沿うように東に向かった先に「藤田美術館」はあります。明治時代に活躍した実業家・美術愛好家の藤田傳三郎とその息子たちによって1954年に築かれました。所蔵品は東洋古美術品を中心に、絵画・書蹟(しょせき)・陶磁器・彫刻・漆工・金工・染織・考古資料など幅広く、国宝9件、重要文化財53件も保管されています。
開館から2017年の一時閉館までは藤田家邸宅の蔵を改装した造りでしたが、2022年4月に全面リニューアル。土間をイメージした開放的なエントランスが設けられたほか、団子やお茶を提供する「あみじま茶屋」も運営され、緑豊かな景色を見ながらゆったりくつろぐことができます。また、旧建物で使われていた重厚な入り口や巨大な梁など、かつて“蔵の美術館”として親しまれていた名残も随所に見られます。
展示室は4つのエリアに分かれ、うち3つが常に鑑賞できます。作品をじっくり眺めながら、美術の世界に浸りましょう。(スマートフォンでのフラッシュなしでの撮影も可)
- SHARE!